<大きな夢を描いてみる>
今年も、早いもので、12月です。みなさん、今年はどんな一年でしたでしょうか?
そして、来年はどんな一年にしたいと思われますか?
さて、今日は、人生の夢や目標という事について、書きたいと思います。
ある小学6年生が、書いた『僕の夢』という作文があります。とても有名な作文です。
それは、「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。」という文章から始まります。そして、どこの球団に入りたいのか、契約金はいくらか、そのために一歩一歩どんなことをしていく必要があるか、自分はどんな力を持っているのか、何を大切にしたいかが、しっかりと事細かに、展望と確信を持って書いてあります(『心に響く小さな物語』に所収)。
大人から見ても、実に説得力のある文章です。
そして彼はその後、球史に残る超一流のプロ野球選手に成長していきます。
私は、望む人生を手に入れ、価値ある人生を送るために重要な要素として、以下の3つが大切だと思います。この作文は、小学6年生にして、しっかりその要素が満たされていることに驚かされます。
今日は、一つ目の①「わくわくする大きな夢を描く」について考えてみます。
ここでは夢とは、まだ日付が入っていない長期的な目標とします。その人の願いとそのイメージです。
わくわくする夢は、人に希望を与えます。前進するエネルギーを与えます。北極星のように、進むべき方向性を示してくれます。そして、そこに向かっていく中で大きな成長や成果を手にすることができます。
人類の進歩も、夢から始まっているようにも思えます。空を自由に飛びたいという人類の夢があったからこそ飛行機が生まれました。宇宙を旅したいという人類の夢があったからこそ、ロケットが開発されました。
夢が大きければ実現する出来事も大きくなります。固定観念にとらわれ、夢を自分で制限することはもったいないように思います。
ときには「何の制約もなかったらどうなりたいか?」を考えてみることもよいかと思います。
もちろん、夢を描いただけでは、何も実現しません。その描いた夢に向かって、一つ一つ小さな目標を達成していくことで、現実化していきます。
そして、未来ばかりを見るのではなく、今、ここにあるものを感謝し、大切にすることも重要です。
そうすれば、夢の本当の素晴らしさは、今日、今、この時を豊かに充実させてくれることであることに気づきます。
さて、冒頭の作文は、イチロー選手が6年生のときの作文です。彼は、人々の予想をはるかに超えた偉業を成し遂げています。
来年は、どんなことをしたいですか?
株式会社Rainbow 心理教育 顧問 浦田健吾
メンタルコーチング・心理カウンセリングの
ブレイントレイン名古屋役員・顧問